投信を参考にした中国株の銘柄選定方法
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中国の金利と預金準備率
<預金金利利上げ(1年もの)>
3月19日 2.52% → 2.79%
5月21日 2.79% → 3.06%
7月23日 3.06% → 3.33%
8月22日 3.33% → 3.60%
9月17日 3.60% → 3.87%
12月21日 3.87% → 4.14%(0.27%)

貸し出し金利(1年もの)
12月21日 7.29 → 7.47%(0.18%)

<預金準備率>
1月15日 9.0% → 9.5%
2月26日 9.5% → 10.0%
4月16日 10.0% → 10.5%
5月15日 10.5% → 11.0%
6月05日 11.0% → 11.5%
8月15日 11.5% → 12.0%
9月25日 12.0% → 12.5%
10月25日 12.5% → 13.0%
11月26日 13.0% → 13.5%
12月25日 13.5% → 14.0%
4月25日 15.5% → 16.0%

CPI上昇率
5月3.4%上昇
6月4.4%上昇
7月5.6%上昇
8月6.5%上昇
9月6.2%上昇
10月 6.5%上昇
11月 6.9%上昇
12月6.5%上昇
01月 7.1%上昇
02月8.7%上昇


8月のCPI上昇率は、豚肉など食品価格の値上がりを背景に前年比6.5%と、過去10年間で最大の伸びを記録していた。9月のCPI上昇率は、ロイターのエコノミスト調査で前年比6.3%と予想されていたが、市場では1週間以上前から6.2%前後になるとの見方が一部で出ていた。

食品は例年6月は値下がりするが07年は値上がりし、他の物品の価格も値下がりしていない。6月のCPI上昇の圧力で、当局が何らかの金融引き締め策を取る可能性が高く、同氏は「7月に預金利子税の課税撤廃、8月に金利引き上げが行われる」と話している。
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中国株の指数

中国には、上海、深セン、香港の3市場があります。特に香港市場は、イギリスによって1914年(前身は1891年に発足の香港証券業連盟)に開設され、その後1997年に中国に返還されました。現在は、アジア有数の取引量を誇っています。
上海B(10:30~16:00)
深センB(10:30~16:00)
ハンセン指数(11:00~17:00)
上海B株
深セン
ハンセン
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中国株に投資する方法は幾つかありますが、「中国株を買う」という言葉で想像するのは、大半の方が上海・深セン・香港市場で個別銘柄で買う方法でしょう。個別銘柄を買う以外にも、日本国内で販売されている投資信託で買う、米国の市場でADRを買う、チャイナボーチー、アジアメディアのように日本株を買う方法もありますが、ここでは中国株の個別銘柄を買う場合の銘柄選びについて解説したいと思います。

中国株の個別銘柄の買い方のひとつに、投資信託に投資されている銘柄を分析する方法があります。パフォーマンスが優れていると言われている投資信託がどういった銘柄を構成銘柄としているか注目してみて見ると、さまざまな事が分かる場合があります。また、それらの銘柄は、市場を代表する銘柄である場合が多いので、情報が集めやすいという利点もあります。やみくもに個別銘柄を選ぶよりは、情報が集めやすく、信頼度の高い銘柄が選べる可能性が増すわけです。

個人投資家であれば、情報の集めやすさは非常に重要です。何故なら、情報が全く無いような銘柄に投資を行う事は、ギャンブルをする事とあまり変わらないからです。パチンコえ数万円失うならば、全く問題ない方も大勢いるでしょうが、株式は資産運用として行うものであり、数百万、数千万円単位をギャンブルと一緒にできるものではありません。

今回は、個別銘柄選びの参考として、HSBC中国株式ファンド(3ヶ月決算型)の週報を使って見ることにします。こちらは、HSBC中国株式ファンドを運用するHSBCから毎週発行されているもので、WEB上で誰でも見る事が出来ます。今回HSBC中国株式ファンドを参考ファンドとして取り上げたかと言えば、HSBCはロンドンを拠点とした会社であり、当然ですが香港市場にも非常に強くて参考として適切と考えたからです。実際には、ひとつのファンドではなく、複数のファンドを比較する事も必要になるでしょう。

さて、詰まらない話はこの辺にして、HSBC中国株式ファンド(週報)を見ていきましょう。注意して欲しいのは、週報を見る場合には、必ず目論見書をどこかで探して見なければいけないと言うことです。何故でしょう?<重要な情報>が目論見書に隠れている場合があるからです。目論見書は、「ファンド名」と「目論見書」というキーワードで検索するとWEBで公開されています。

ところで、目論見書に隠れた重要な情報とは?と思う方も居るでしょうから補足します。このファンドの目論見書を読めば分かりますが、このHSBC中国株式ファンドは、それ自体が中国株式を買いに入っている訳ではありません。このファンドは、HSBCチャイナマザーファンド(親の投資信託)というファンドを買っています。親の投資信託が個別銘柄を買っているわけです。

便利な世の中になったものです。週報と目論見書が揃えば準備万端です。個別銘柄探しに入りましょう。

HSBC中国株式ファンド(週報)
http://www.hsbc.co.jp/jp/shared/pdf/bunpai_w.pdf

HSBC中国株式ファンド(みずほイベスターズ証券の目論見書)
https://www.mizuho-isec.co.jp/prospectus/mutualfunds/0303831000400200711000101.pdf

週報には、先ほど申し上げたマザーファンド組み入れ銘柄が15個ほど書いてありました。この組み入れ上位の銘柄は、ほとんどが中国を代表する大型企業です。人寿保険、中国移動、中国海洋石油、中国石油天然気などが入っています。これらの企業は、中国を代表する企業というだけではなく、同時に時価総額ベースで香港市場を代表する銘柄となっています。その分、情報開示や会計情報の開示などの面でも進んでおり、取引停止になるリスクが他の銘柄よりも少ない分、初心者にも向いていると言えるかもしれません。

組み入れ銘柄数51
1 中国人寿保険 (CHINA LIFE INSURANCE) 保険6.5%
2 中国移動 (CHINA MOBILE) 通信6.4%
3 中国海洋石油 (CNOOC) エネルギー5.6%
4 中国石油天然気 (PETROCHINA) エネルギー5.4%
5 中国工商銀行 (IND&COMM BK OF CHINA) 銀行4.8%
6 中国建設銀行 (CHINA CONSTRUCTION BANK) 銀行4.3%
7 中煤能源 (CHINA COAL ENERGY) エネルギー4.1%
8 中国交通建設 (CHINA COMMUNICATIONS CONSTRUCTION) 建設・住宅2.6%
9 平安保険 (PING AN INSURANCE) 保険2.5%
10 華潤置地 (CHINA RESOURCES LAND) 不動産2.5%
11 聯想集団 (LENOVO GROUP) コンピュータ2.1%
12 紫金砿業(ZIJIN MINING GROUP) 金鉱2.0%
13 中国アルミ(ALUMINUM CORPORATION OF CHINA) 非鉄金属1.9%
14 中国遠洋 (CHINA COSCO) 海運業1.8%
15 招商局国際 (CHINA MERCHANTS) 複合産業1.8%

こうした組み入れ銘柄を見た場合に、まずは業種を見て見ます。どの銘柄がどの業種になるか分からない方でも安心です。銘柄の横に親切に書いています。投資信託によっては、業種ごとの組み入れ比率なども出している場合もありますが、HSBC中国株式ファンドでは、組み入れ比率は出されていないようですね。仕方ないので自分で考えましょう。

組み入れ銘柄第一位であった中国人寿保険は、保険です。保険業界では、平安保険も組み入れ銘柄として入っています。なるほどなるほど、理由は分からないけど、保険の会社ならば、中国人寿保険か平安保険がホットなんだ!と誰でも想像できます。次いで、エネルギー業界を見ると、中国海洋石油、中国石油天然気、中煤能源などが入っています。理由は不明だけど、この3社がエネルギー業界でホットなのかな?と想像できます。石油と名前が付いている会社は、当然石油を扱っている会社です。

銀行も5位、6位にランクインされていますね。中国工商銀行と中国建設銀行です。この2つを合わせると組み入れ比率は10%を超えますので、ファンドに対する影響力も少なくありません。なるほど!中国の銀行業界で、現在比較的ホットなのは、この2つの銀行なのかな?ぐらいは想像出来るでしょう。

参考:中国工商銀行の支店
CIMG5944_eip.jpg

あれ?2位に中国移動という銘柄が入っています。業界は通信と書いてあるし、移動と書いてあるので、携帯電話の会社だろうか?大型の携帯の会社ならば、日本のNTTドコモを想像しますが、NTTドコモみたいな会社かな?と想像出来れば、バッチリです。この中国移動は、中国最大手の携帯会社です。

不動産、住宅関係からは、中国交通建設や華潤置地などが入っていますね。中国交通建設は、名前から想像出来ますね。建設と名前が付くぐらいなので、建設業界です。他には、業界の名前に金鉱と名前が付いた紫金砿業や非鉄金属業界に中国アルミなどがありますので、不動産業界などと合わせて、この辺も軽く見ておきます。

こうして、HSBC中国株式ファンドにおける投資信託の上位組み入れ銘柄を見ると、組み入れられてた銘柄は、それほど多く無かった事に気が付くはずです。保険、銀行、通信、エネルギー、不動産、金属、海運ぐらいのものでした。まずは、こうした銘柄の業界を細かく調査する必要がありそうです。

先に、組み入れ銘柄トップであった保険業界を調査します。先に銘柄の概要を掴まなくてはいけませんので、日本語での中国の保険業界と各銘柄のニュースを軽く見てみます。中国情報局や証券会社のニュースを使いましょう。そうすれば、各銘柄中国人寿保険は中国最大手の保険会社であり、平安保険は2番手の保険会社であるぐらいの情報は分かります。

その後に、この銘柄にとって何がプラス材料で、何がマイナス材料になるかを考えます。プラス材料として、今後の中国の保険業界を考えた時に、中国の1人っ子政策が影響した少子高齢化が考えられます。また、中産階級の増加に伴って自動車の台数が増加する事が考えられます。マイナス材料としては、欧米系や日系などの外資の参入によってのシェア低下が考えられます。

これらの材料に軽く目を通した後に、各会社のホームページで目新しい情報が出ていないかを確認します。香港市場でも存在感を持つこれらの銘柄は、投資家向けの情報などが開示されている場合があり、それらの情報があれば、売り上げが伸びているかやこの会社の特徴などを軽く見ていく事になります。各社のホームページが見つからないという場合は、中国株ネットを見れば、中国株のホームページ一覧があるはずです。

中国人寿保険
http://www.piccnet.com.cn/

中国平安保険(投資家向けページ)
http://www.pa18.com/pa18Web/framework/investor_en.jsp?content=../investor/english/index.jsp

こうして、保険業界と同じ要領にて、銀行業界も見ていきます。さまざまな事が分かるはずです。銀行であれば、過去に不良債権問題が話題になっているはずなので、その不良債権問題はどうなったか?米国のサブプライムローンの影響をどの程度受けたのか?サブプライムは、中国銀行が最も持っているというニュースがありましたが、建設銀行や工商銀行は大丈夫だろうか・・・などです。

原油業界であれば、そう言えば日本でも原油価格が値上がりして自動車のガソリンスタンドでの価格も随分高くなったと実感出来るはずです。アナリストが100ドルを超えると言ったのに、100ドルを超えるどころか原油価格が反落しているではないか。これから、これらの銘柄は大丈夫だろうか?原油価格が上がれば、これらの銘柄にどういった影響が及ぶだろうか?などです。こうして個別銘柄まで落とし込んでいき、その中でも最も良いと自分で考えた銘柄を購入します。すくなくとも、銘柄選定には自分で選択した根拠が発生するので、やみくもに購入するより随分と良い選び方であったはずです。

参考:北京の繁華街
CIMG0919_eip.jpg

それから、可能であれば他の中国株投資信託などもチェックしましょう。こちらも投資信託一覧などが中国株ネットに掲載してあります。他の投信信託に組み入れてある銘柄と比較する事で、更に良い銘柄選択が出来るようになるでしょう。更に同じ投資信託の過去の週報や月報などと比較する事も重要です。キャッシュの比率、香港と上海の投資割合などを確認する事で、今後の市場を考える材料となります

こうして投資信託から銘柄を絞っていく方法は、香港証券取引所において機関投資家の割合が30%前後ある状態においては、有効な方法のひとつと言えるでしょう。また、既に中国株香港市場でを購入されている方であっても、投資信託の週報などを見ることは、自分のポートフォリオを見直す良いきっかけになるはずです。

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